大工店 賽  (有)佐野建築工房 



上棟の日 屋根からの景色を眺めていると、

「大工になってよかったなぁ」

っておもうんです。

 

「千年よー 万年よー」っと掛け声とともに

下で待ち構えてる子供たちに

おもちやお菓子を撒くんです。

「散餅」(さんべい)っていいます。

 

お日様に弊串(へいぐし、へいごし)をかかげて

家族や周りのかたの悠久の幸せを願います。

 

目を閉じて想像してみてください。

 

子どもたちがいて 

 

ワンちゃんやネコちゃんがいて

 

「物は言わないけれど

 

「故郷の山からはとおく離れたけれど

 

私たちのことを守ってくれるもう一人の家族がいます。

 

そう、

 

山の仕事の方たちが手塩にかけて育てた娘を嫁に出した

 

木々たちです。

 

柱のキズや日々成長していく家族のドラマがどの家にもあると

 

思います。

 

彼らはきっと見守っていてくれることでしょう。

 

森の精霊ですからね。

 


はじめまして代表で大工の佐野ともうします。

 

僕は大工の二代目ですが、私の家にもいろいろな出来事がありました。

 

その過程で多くのことを学んだとおもいます。

 

不動産会社の「商品」としての家を

 

作っていた私が、

 

 

生命の宿る木々として

 

新たな家族として

 

これから家を建てたり 直したりする方々に 

 

お届けしたくなったのかを

 

これから少しお話します。

 



いえ まち ひと をみつめる会社でありたい。


ここ数年 私はとあるまちづくりの団体に参加しています。

その活動のなかで、特にすごく感じたことは、

まちにはいろんな人がいて いろいろな考えもあって 

ときには協力し、ときにはぶつかりあったり。。。

 

いろいろなことはあるけれど人があつまってそれぞれの役割をになって、

楽しく、

快適に

暮らせてるわけですね。

 

やおやさん 肉やさん  スーパー やカフェなど、

メンバーは時折変わっていっても

 

生きていくにはかかせない自分の体の一部みたいなものです。

 

私の住んでいる場所は郊外なので、昔はあったであろうお店はどんどんやめていきます。

一件あるスーパーがなくなったらえらい遠くまで行くことになりそうな気がします。

 

いつも空気みたいにあるものってあまり感謝もしないでいますがこうしてひしひしと町から人や店がきえていくと

他人事ではなくおもえてきます。