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着替える家とはなんのことでしょう?
文字通り古い家を着替えて新しくすることです。笑
自分は古家のフルリフォームとかをするたびに
「壊して新築したほうがはやくね?」
ってよくいわれます。
しかし建物の軸組みなどはほとんど痛みないのに
いたずらに工事の便宜上全解体しているにすぎません。
本来は必要なことだけを付加していけばよいのではないかとおもっています。
基礎を強化する。
建物のリノベーションのなかで一番ハードルの高い改修部分です。
基本的には新耐震の基準仕様でつくられているものには耐震等級1程度の耐力はあります。
壁を補強して固くするとその分基礎を引き上げる力がまして負担がかかります。
2階建て程度の改修であればいたずらに壁を固くせずともバランスをもって計画を考えることで補強をかならずしも全体に施す必要はありません。
面倒だからぜんぶやっちゃえ的な部分は多々あります。
防湿のためのコンクリートなら60ミリ程度うってあればよいです。
断熱を強化する。
古い家はほぼ無断熱。入っていても断熱とは呼び難いしろものです。
しかも屋根や屋根の妻壁などにはほぼはいっていません。
一次側で断熱しないので輻射熱がなだれこんできます。
そして直接外壁側で断熱するときに注意なことが内外の温度差による
結露です。
壁内の外壁側はこもった湿気が適度に排出されるように透湿シートを使い
内壁側はなるべく室内の湿気を吸わないように防湿シートをはります。
袋入り断熱材の表側の袋がこれにあたります。
したがってシート状にはらずに断熱材を「ぶっこんだだけ」の入れ方は
ただ袋にはいったモコモコが壁に入っている状態です。
安い断熱でもちゃんといれればそれなりに効果を発揮します。
でも最低24kくらいの密度は欲しいところです。
吹き込み断熱は40や60kくらいだせますから有利ですが高額です。
断熱をしても熱交換の実に4割は窓からなので
サッシけちって断熱には本末店頭です。
なので日本の内障子はそれなりに効果はあるのです。
建築廃材は日本で出されるごみの総量の2割にあたります。
リサイクルに回されるとはいえほとんどが焼却エネルギーとしてつかわれます。
日本では結局 製品にするコストがかかって実体的なリサイクルはほとんどすすんでいません。
リサイクルされた製品のほうが高ければ誰も買わないからです。
であるならば ゴミもお金払って捨てて またお金はらってあたらしい材木買ってとりかえてるなら
使えるものはつかってしごとするのが足立区の工務店大工店賽の考えです。
理論的には解体する家の材木使って建てることだって可能なわけです。