すごく寒い日で風がぴゅーぴゅー吹いているような日に
モコモコなセーターを着ている人とダウンジャケットを着ているひとがいるとします。
そんな時ってセーターよりダウンジャケットのほうがあったかいすよね。
それは体温であったまった服の熱がセーターは簡単に出入りして外へ逃げて行ってしまうからです。
だからナイロン地で気密のとれている状態のダウンのほうがあったかい訳ですが
度がすぎると蒸れて暑苦しくなります。
断熱の本来の意味は 外が0℃で中が30℃なら空気は15度にどちらもなろうとします。
外の空気は絶えずいれかわるからいつまでたっても30℃の熱源があってもあったかくなりません。
なので冷気と接する部分にバリアを作って遮断します。
しかし先ほどダウンジャケットの例をあげたように
蒸れた空気が出ていって交換される仕組みがないとどんどん汗をかきます。
なので断熱の性能をあげるほどセットになって【通気】がないと結露がおきます。
最近は口をあければ断熱性能とかいいますが家の熱交換のほとんどは窓からおきています。
逆に自分は断熱なんか昨今の基準で充分だとおもっています。
その分サッシに金かけたほうがよいです
穴の開いた目の細かいザルみたいなものですから。
適切な意味も理解しないでやたら目張りさせたり、
意味わかんない施工もありますが
どうせなら意味あることしたいですよね。
面材はってるのに 透湿シートってそもそも透湿しないやん。ておもいますよね。
だからスキマだらけの野地板にトントン葺き【杉の薄板】の瓦下地ってそういう意味では
理にかなっています。
断熱は暖房みたいに瞬時に空調してくれるような便利な代物ではありません。
そうやって暑い寒いに抗っているのが本当によいことなのかなってたまにおもいます。
東京レベルならコタツと厚着で耐えられるし、夏はガリガリ君でのりきる。
思い込んでくくってしまったことに新たな風をいれてみる。ことも大事だなって最近おもいます。
人の気持ちも遮断してより分けるからこそ 同時に風通しのよさが重要な気がします
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