斧製材の古木 【足立区の工務店大工店・賽のブログ】

足立区から関越自動車道をひた走り新潟県柏崎の荻ノ島集落に実測調査にいってきました。
写真は築100年の古民家の梁です270ミリのけやきの丸太で15メートルくらいの長さがあります。
現地の伝承の話では裏山から切り出した木を人力、馬で搬出して庭先で斧製材して大工さんが采配して村人が手を貸しながらつくっていたそうです。北の国からの純くんが燃やしちゃった丸太の家の建て方おもいだしますねー。
平屋なんですが二階の上くらいある高さでクレーンもないのにあんな高さまで持ち上げたんだと考えていたら
年配の大工さんがおしえてくれました。
3脚(丸太を組んだもの)に金車(鉄製の滑車)組んで人力と牛 馬で引っ張ってあげんだよ。
一間半の松丸太なら人力ロープでなんとかあがると思いますが
そーだよな。動物さんたち大事にされるわけだ。
昔の田舎には工務店なんていないっていいます。家はみんなで手伝ってつくるのが当たり前で専門職が采配してワークショップで家ができる素晴らしい仕組みです
工務店は江戸の黎明期に普請で全国から集められた大工の子孫が 江戸中期頃から 火事が多くて仕事も多い江戸でワンストップに仕事を受けて
職人問屋として仕事を各業種に振って仕事が確立されたものです。
大工棟梁はすべての職種のことを幅広くしらなければ務まりませんなのでおのずと現場のボスになっていきます。
家のことは大工 町のこと土地のことは鳶さんの役目です。大工は棟梁 鳶さんは「カシラ」っていいますね。
今でも粋なカシラは 現場の草刈りからはじまってまわり近所に義理立てお話付けて 最後は現場のごみかたしまでやって 一丁前の仕事師だい!って教わりました。
町の秩序はいろんな人がまもっていたんだなっておもいます。
田舎の仕組み 江戸→東京 都会の仕組み いいとことって人の役にたつ工務店になっていきたいです。
足立区にはまだ粋なおっさんたちがいっぱいいますぜい!(笑)
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