有限会社佐野建築工房

03-38903629


なぜ生きている木でつくるのか?



             建物に使う木は乾燥が大事です。

しかし現在一般に流通している材木の

ほとんどが高温(100℃)以上の温度で

一度焼かれた強制乾燥材です。

いわば木のミイラ状態になっています。

いろいろな強度試験にかかった合格品ではありますが

私は現役で現場で仕事をしている大工社長です。

実際に木どうしの接合している細胞に必要な

水分や精油分まで飛んでいるので

ちょっとしたショックで裂けたすることがあります。

強制乾燥材は便利ではありますが、

この国で住宅用材としての実績はほんの20年あまりです。

現役大工として実績のある天然乾燥材をおすすめするのは

あたりまえの話です。


大工店・賽ではそのうえでつぎのような取り組みをしています。


適正な木材配置のための手刻み


木は人と同じように一本ずつ個性があります。

私たちの仕事は構造体も化粧になることも多くあります。

美しい仕事をするために材の配置

曲がり方向 色味のバランスを考え

木材検査をします。


金物に頼らない木本来の組み方で作る


戦後の住宅難のなか

次第に簡略化されてきた木組みでは

木本来の力は発揮できていません。

一般の住宅の柱のほぞはわずか6センチしかありません。

なぜか?

電動マルノコの最大深さが6センチだからです。

本来の力を引き出すなら長いほぞとするのが理想です。

引き抜け防止で打たれてきた

コミ栓も穴ほりが大変なのでなくなっていきました。

こういった技法は作り手も住まい手も

残すひとがいなければなくなります。

ですから金物は法規上必要最低限としています。


用材が作られる過程を可能な限りみていただく


大工店・賽では一般流通木材は使わずに

山の製材所から木を調達することを

おすすめしています。

皆さまは<恩送り>という言葉を

御存知でしょうか?

山に植林された木は80年も100年も前に

後世の子孫たちのために植えられたものです。

その木を植えた先人たちも山から受けた恩を

子孫に送って返しているのです。

ですから山で仕事をしている方々は

決して自分たちの利得だけを追って

生業をしているわけではありません。

山も大工もサラリーマンもお互いの生業で

支えあっているのです。

そういったつながりを考えて家づくりを一緒にしてもらうために

山の仕事をみてもらう機会を作っています。


当社使用の各地の厳選された材のご紹介


      土台には赤身のはった心材の檜をつかっています。

    檜であればなんでも虫や湿気に強いわけではありません。

檜は赤身のほうに成分があるので赤身のはったものを選びましょう

角材で赤身が多いということは材をとっている

原木がでかいということです。

流通材では出してもらえない裏メニューみたいなものですね。

さらに防腐防虫処理としてひばの精油を塗ります。

 


柱 桁には杉をつかいます。杉はもっともポピュラーな材ではありますが粘り強く鞭性のある材質なのでしなってふんばる木造住宅にむいています。

柱に穴をあけ貫で連結しくさびでしめる工法を標準としています。


梁に使われる材は地松や杉の平角をつかいます。

なんといっても木の密度が違う地松はちからもちです。


断熱についての考えかた。


木を剥いだ皮から作られる

木の繊維から出来ている高性能な断熱材

充填型の断熱材はただ壁にいれただけでは

取り合いから空気が伝わってあまり意味がありません。

かといってビニールハウスみたいに壁をくるんでしまったら

蒸れてしまいます。

そのため断熱の外側はすのこ状の板に

透湿シートをはって空気の出入りをさせます。

内側は室内の湿気が壁に入り込むのをふせぐための

防湿シートをはります。

一般の袋入りグラスウールの袋はこの役目をしているので

シート状に隙間なくはらないといみがありません。

よく解体などで<ぶっこんだだけ>という施工みかけます

きちんと貼ればグラスウールでもかなりの効果がでます。

予算に余裕があれば調湿型のシートを貼るのが理想です。

屋根外壁ともに通気層をつくって空気の循環をはかります。


もうひとつ重要な要素は<窓ガラス>

壁以外に熱の侵入がおこるのは窓です。

ペアガラスでも単体ガラスよりは断熱性能がありますが

さらに進化させたlow-eガラスは遮熱断熱層として

金属のうすい膜をはっています。

すべての窓に採用する必要はないですが南側の窓などには

採用するといいかもしれません


内装材の選定


床材

ナラ無垢フローリング

杉無垢フローリング

タイル


                                          珪藻土

漆喰